先日、大学の国際交流プログラムの一環として、台北医学大学 歯学部 口腔保健衛生学専攻の学生さん3名が来日し、私の勤務先である歯科医院と、当社のセミナールームにお越しいただきました。
契約先の歯科医院の見学
私の契約先の医院では、まず、日本の歯科保険制度や定期メンテナンスの方法について説明し、実際の器具などに触れていただきました。

▲超音波スケーラーのチップの違いなどを説明中

▲コードレスのコントラを模型で操作中
現在クリニックで行っているGBT(Guided Biofilm Therapy)の流れを説明し、ハンディタイプではありますが、模型で試してもらいました。


学生さん達は、まだ大学2年生で、スケーリングなどの実習もこれからとのこと。少し難しく感じたかもしれませんが、授業より一足おさきに体験してもらいました…
また、日本の予防歯科の考え方や技術を肌で感じてもらえたのではないかと思います。

最後は医院の受付でギューギューになって写真撮影
デンタルエステも体験!セミナールームでの交流
午後は、当社セミナールームにて、まずはちょっとしたセレモニーからスタートしました。
台湾から引率されていた先生より、学部の上の先生からのお土産として「パイナップルケーキ」を頂戴しました!

▲パイナップルケーキ贈呈の儀(笑)
その後、私自身の歯科衛生士としてのキャリア紹介や、日本の歯科衛生士の働き方についてお話しをしました。

台湾では歯科衛生士がまだ国家資格として制度化されていないため、日本のように業務範囲が定められた制度やキャリアパスはとても新鮮だったようです。
また、台湾のクリーニングは歯科医師しかできないため、歯科医師がザザッと10分くらい全体をやって終了だそうです!!自分が患者さんなら嫌だ(笑)
日本でメンテナンスに30分〜45分もアポイントを取っていることに対し「そんなに時間を取って行っているのか!」と驚いていました。
国家資格として制度が整っている日本との違いも、今後の視野を広げるきっかけになってくれるとよいな…と思っています。
その後、全員に口腔内マッサージや表情筋マッサージのプチ体験もしていただきました。

初めて体験する表情筋マッサージや口腔内マッサージには、引率の先生含め、皆さんとても興味を持っていただけました。

当社の小さい看板の前でも記念撮影!
おわりに
今回の交流を通して、言語や制度の違いを超えて「口の健康を守る」という共通の目的のもとに繋がれることの大切さを再認識しました。
日本と台湾、異なる文化を持ちながらも、歯科衛生士としての未来を志す学生さんたちのまっすぐな眼差しに、私自身も刺激を受けた一日となりました。