ほうれい線は咀嚼筋の衰え

顔の筋肉とたるみの関係

顔には大きく分けて以下の3種類の筋肉があります。

  1. 咀嚼筋(そしゃくきん):噛むときに使う筋肉
  2. 表情筋:表情を作る筋肉
  3. 舌の筋肉:飲み込むときに使う筋肉

これらの筋肉はすべて「骨格筋」に分類され、身体の他の筋肉と同じように鍛えることが可能です。

ほうれい線やたるみの原因「咀嚼筋」の衰え

アンチエイジングにおいて最も重要なのが「咀嚼筋」。
その名の通り、噛むときに使う筋肉です。
特に、側頭筋と咬筋は顔のたるみに大きく関係します。

側頭筋をチェック

  1. こめかみに手を当て、軽くカチカチと歯を噛み合わせる
  2. こめかみの筋肉が動いているのを確認する
  3. 次に奥歯でグッと噛むと、さらに硬くなるのがわかる

側頭筋が衰えると…

  • 目の周りの筋肉が下がり、目元がたるむ

咬筋をチェック

  1. 耳の前の頬に手を当て、軽くカチカチと噛む
  2. 頬の筋肉が動くのを感じる
  3. 強く噛むと、筋肉が大きく盛り上がるのを確認

咬筋が衰えると…

  • 頬が垂れ、ほうれい線が深く刻まれる
  • 「ブルドッグ顔」の原因に

表情筋と舌の筋肉の役割

表情筋の衰え

  • 口角が下がる
  • 目元がたるむ
  • 無表情になりがちに

表情筋は約30種類もあり、咀嚼筋と連動して動くため、しっかり噛むことが表情筋の活性化にもつながります。

舌の筋肉の衰え

  • 二重顎になりやすい
  • フェイスラインがぼやける
  • 飲み込みが悪くなり誤嚥のリスクが増加

舌の筋肉は、飲み込む際に重要な役割を果たします。
衰えると顔のシルエットが崩れ、老け顔の原因にもなります。

顔の筋肉を鍛えるには?

顔の筋肉は、普段の生活の中で意識的に動かすことが大切です。

  • よく噛んで食べる(左右均等に噛む)
  • 表情を豊かにする
  • よく喋る・歌う(口もとをしっかり動かす)
  • 正しい舌の位置に

また、表情筋は薄い筋肉の集合体のため、一朝一夕で変化を感じるのは難しいですが、毎日少しずつ気をつけることで、リフトアップやアンチエイジング効果が期待できます。

ほうれい線や顔のたるみの大きな原因は「咀嚼筋の衰え」です。
食事の際にしっかり噛むことを意識することで、フェイスラインの引き締めやリフトアップにつながります。

噛むことが十分にできていたら、表情筋エクササイズに取り組んでみてください。
生活習慣の改善無しで、顔のトレーニングだけ頑張っても、期待できる効果は少ないです。

まずは、食生活の見直し。
特に食事時間が短く、流し込んでいないか??なども振り返ってみてください。

具体的な食事内容や、エクササイズについては、「顔の老化は咀嚼で止められる」を参照ください。

Scroll to top