顔痩せグッズは、本当に効果があるのか?

「顔痩せグッズって本当に効果がありますか?」
こういった質問をよくいただきます。
最近は、さまざまな顔痩せグッズやマッサージ機が販売されていますよね。

「ほうれい線・シワ・たるみを改善!」といった謳い文句もよく目にします。
しかし、使い方によっては逆効果になることもあるので、注意が必要です。

顔痩せグッズの仕組みと注意点

多くの顔痩せグッズの多くは、口の周りをぐるりと囲む口輪筋を鍛えるものです。

しかし、運動の様子や器具の構造を見る限り、ほうれい線を消すメカニズムはないように思います。
また、説明書にも記載があるかもしれませんが、顎関節症の方にはおすすめできません。
顎に負担がかかるため、悪化する可能性があります。

表情筋はとても薄く繊細な筋肉なので、継続すれば多少引き締まる効果は期待できます。
ですが、フェイスラインを本当に引き締めるには、舌の筋肉を鍛えることが重要です。

フェイスライン引き締めには「舌の筋肉」がカギ

顔の筋肉と同じく、舌の筋肉も鍛えることでフェイスラインの引き締めにつながります。
しかし、市販の顔痩せグッズでは舌の筋肉を鍛えることができません。
また、顔の筋肉も体と同じで、「どこを動かしているかを意識すること」が大切です。
ただ器具をくわえて動かすだけでは、大きな変化は期待しにくいでしょう。

基本的に、私がエクササイズを指導する際は、器具を使いませんが、必要に応じて「パタカラ」を使用することがあります。
たとえば、
・ガミースマイルの方が上唇を伸ばすため
・口角を上げる動きを筋肉に覚えさせるため
などの目的で使うことはありますが、ただくわえるだけでは十分な効果は得られません。

結論:効果ゼロではないが、おすすめもしない

「顔痩せグッズは本当に効きますか?」
という質問への答えは、「効果ゼロとは言えないが、あまりおすすめもしない」というのが正直なところです。

何もしないよりは、グッズを使って筋肉を動かすことで「多少」顔が引き締まるかもしれません。
しかし、使い方を間違えるとシワができる可能性もあります。
自己流のトレーニングにはリスクもあるため、正しい方法で表情筋を鍛えることをおすすめします!

一番の近道は咀嚼

皆さん小顔になるための効果的な方法を知りたがりますが、結果的に小顔への一番の近道は「しっかり噛む」ということです。
小顔になりたければ、舌の筋肉を動かし、顎周りをスッキリさせることが大切。
もちろん舌のトレーニングも有効ですが、それより前に、生活習慣すなわち食事の際によく噛み、舌を動かすことです。

顔の老化は咀嚼で止められる
顔の老化は咀嚼で止められる

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